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GPSの利便性向上
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GPSの利便性向上スマートフォンの位置情報で一躍脚光を浴びるようになったGPSをより便利に使う方法をまとめてみたいと思う。 GPSって?ここは基本的なGPSの知識なので不要な場合は次の見出しレベル3から読み始めてもらって構わない。 GPSは遥か上空の位置即位衛星から電波を受信して自分の現在地を知ることができるGlobal Positioning System(全地球測位システム)で、カーナビやスマートフォンの探索などに利用されている。 今回はスマートフォンのGPSの利便性向上について取り上げる。 スマートフォン内蔵GPSについて全ての機種を検証したわけではないが、GPSが組み込まれていないスマートフォンは今や存在しないだろう。 徒歩・ランニング・ツーリング・自動車用などのナビゲーションアプリも多く発表されている。 この中でも、スタンドアロンタイプ(端末内に地図データを保存する方式)とインターネット併用タイプ(ナビゲーションアプリサーバーから常に最新地図をダウンロードしながらガイドする方式)の2つに大別される。 ここでは取り上げないが、それぞれにメリット・デメリットがあるので、導入の際にはよくご検討されたい。 ちなみに、私は後者の方式のNAVITIME(徒歩用)とNAVITIME ドライブサポーター(自動車用)のアンドロイド版を使っている。 それぞれ月額324円掛かるが満足している。 しかし、今回はソフトの紹介をしたいのではない。 タイトル通り利便性の向上でなければ、読者は落胆するだけだろう。 もちろん私の今までの記事でガッカリしたことのある読者は少なくないのだろうが。 GPSの誤差に悩まされた経験は?市街地での利用の利便性を考慮して、多くのスマートフォンの使用では、誤差範囲は20m~50mとなっている。 IT見本市でGPS関連会社にもっと精度を高めることはできないのか質問してみたところ、次のような答えが返ってきた。
GPSロガーやレシーバーでスッキリ解決世の中には求めれば便利な物が存在するものだ。 GPSレシーバーはスマートフォンより格段に高い精度で現在地を取得する専用機器で、ロガーはナビゲーションこそしてくれないが、自分が動いた経路を保存し、専用のソフトでその軌跡を確認できるという物である。 スマートフォン内蔵のGPSは、キャリアの基地局とモバイルルーターを持っていればその基地局から補正を受けて現在地を特定している。 一方GPSロガーやレシーバーにはブルートゥース対応の物がある。 SPP(Serial Port Profile)というプロファイルに対応したスマートフォンであればこの機能を利用することができる。 このとき、内蔵GPSに代わって、ブルートゥースで接続された物が優先となる。 もちろん利用したい端末とこれらの機器の対応情報も調査する必要がある。 アンドロイド端末では各GPSをリクエストしているアプリに仲介するアプリ(例えばbluetooth gpsやbluetooth gps providerなど)も必要になる。 そうすると、誤差範囲20m~50mが飛躍的に小さくなる。 大きな商業施設なら入り口付近までしっかり誘導してくれる。 小さな商店でも看板がハッキリ読める辺りまでの誘導を期待できる。 さらに、SNSを利用する人は、比較的大きめの店舗の中で、これらの機器を起動し安定起動したのちにGoogle マップの[現在地]ボタンを押すと、店内に居ることを指し示すので、この情報を活用して目の見える人と待ち合わせることができる。 もちろん、窓からほど遠い席の場合はこれらの機器が衛星の電波を受信できず、全く異なった位置を示す結果となることに注意が必要である。 そのためにも現在地から住所を表示してくれるアプリも入れておいて、これらの専用機としっかり連携できているか確認できる手段も得ておくのが望ましいだろう。 ところで、なぜ全盲の私が自動車用のナビゲーションアプリを使っていることに疑問を持ったのではないだろうか。 それは、タクシーに乗ったとき店舗所在地ではなく店舗名を伝えたとき、乗務員に違うところに連れていかれて迷った経験があるからだ。 タクシーに乗ったら予め設定した目的地へのルート案内開始ボタンを押せばかなりの抑止力になる。 NTT DoCoMoのらくらくホン・プレミアムにも音声読み上げ対応の地図アプリがあり、徒歩ルートの音声ガイドはできたが、ここまでの精度に高めることはできなかった。 しかし、スマートフォンを導入後、音声読み上げに対応できるナビゲーションアプリがなかなか発表されず諦めていた人も私も含め多かっただろう。 これからは安心してナビゲーションアプリの導入を検討し、外出の際に大いに役立てていただきたい。 |